2015年4月29日水曜日

『布』

こんばんは、Teddy Flannel Blanketの中山です。
ブログを始めました、いや、再開しました。


以前のブログを辞めてからかれこれ1年と数ヶ月、なぜ、このタイミングでまたブログを書き始めるのか、その理由はすべてこいつにあります。



布です。






布です。







布、です。


この布は僕らTeddy Flannel Blanketの物販コーナーに敷いてあるもので、僕が去年の活休の時期に「物販に敷いた時になんかいい感じの布」という漠然としたイメージだけを頼りにあらゆる店を探し周り、ようやく見つけたブツになります。
こいつは1900年代〜1920年代のフランスのどこぞのお家で織られたリネンの布になります。つまり大体100年くらい前の布ってわけです。
生地は触るとガッサガサ、こんなもんランチョンマットぐらいしか使えねーぞと思っていたら、お店の人曰く、当時はコットンが貴重だったのでコイツで手や顔を拭いてたとか(ホントかよ)。

そんな感じでこの布の説明は終わりにしたいと思います。






「結局オメー何が言いたいんだ」

と、ここまで読まれた方は十中八九そう思われるでしょう。
実はこの布、今年の1月のライブからずっと物販ブースに敷かれております。
ですが、2015年4月29日現在、すべてのライブで対バン、お客さん、スタッフさんからこの布について話し掛けられた試しがないのです。

でもそりゃあそうだ、ライブハウスとは得てして照明が暗い、まじまじと物販ブースを見ることがない限りは「なんか白っぽいボロい布」として風景の一部となり、きっと次の日には忘れてしまうでしょう。
でも、僕としてはせっかく僕なりの
「なんかいい感じの布」を見つけることができたので誰かとそれを共有したいんです。
コイツにはただネットに画像を上げるだけじゃ伝わりきらない「質感」や「雰囲気」があって
それを生身の身体で見て、触って、感じてみて欲しいのです。

「あっ、これなんかいいじゃん」
「いや、微妙だな」
「もっとすごいの知ってるぜ」
「きったねー布だぜ」

って思ったことを僕に話しかけてくれてもいいし、無理して話かけなくてもいい(笑)

 
結局この布はほんの小さな「きっかけ」なんです。
今僕ら駆け出しのバンドで、一回のライブが30分もなかったりすることばかりで
「ライブハウスには来たけど僕らのライブは観なかった」
って人とかがやっぱり結構いると思うんです。
でもこの布が物販にあれば開場から終演までの数時間、ライブハウスの中に僕らと誰かが繋がる「きっかけ」が在り続けることができるよなって思ったんです。

なんて妄想をして早4ヶ月、
「全然『きっかけ』になってねーじゃねーか!」
ということでブログという場を設けて別の角度から発信してみようという次第になったのです。
(流石にライブのMC中に布の話をするのはどうなのかなとも思ったし)

と、いうことで基本的に「バンドのブログ」ということになっていますが、恐らく僕が私物化するでしょう。
普段ライブハウスではできない服の話とか、曲についての話とか、服の話とか、Twitterでは載せきれないお知らせとか、服の話とか、、


長々と書きましたが
あの布と同じく、このブログも僕らとあなたの「きっかけ」になりますように。



中山

1 件のコメント:

  1. 以前のブログから拝見していました。
    中山さんの文章がすごくすきです。最近更新されていないようで残念です。
    お忙しいかと思いますが、更新されるのを楽しみにしています。

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